Culdcept Chronicle
あれから10年。まさに光陰矢のごとし。SS×PS×N64の戦いは終わり、DC×PS2×GCの戦いですら、すでに懐かしい出来事。『カルドセプト』を生んだ“大宮市”はさいたま市となり、はや6年である。しかし、多くのファンに支えられ、『カルドセプト』は生き抜いた。その生き様を、時代と共に振り返る。
傷みを伴う聖域なき改革が、これまでの価値観を揺るがしていた、2001年。
小泉ワイドショー内閣が日本国内に旋風を巻き起こせば、海を渡った侍イチローは、いきなり242本のヒットを叩き出し、メジャーリーグを席巻。大手銀行や市町村は統廃合を推し進め、東西には新たな夢の国がオープン、サッカーくじ「toto」の販売も始まった。その裏で、時代を築いた「FOCUS」誌はひっそりと姿を消す。
ゲーム業界では、第6世代ハードの先陣を切ったセガ陣営より、年始早々に電撃発表。なんと3月期を持ってのDC生産中止が伝えられた。これを追い風に、待望のキラータイトル『ファイナルファンタジーX』が発売されたPS2が、ぐんぐんとシェアを拡大。第6世代のトリを飾るGCは9月に市場投入された。
この状況化でようやく姿を見せたのが、ファン待望の完全新作、『カルドセプト セカンド』である。オンライン機能をフルに活用し、息の長い遊びの提供を狙うも、まさかのハード撤退宣言に抗う術は無く…。
01/08 | 「HERO」(フジテレビ系)放映開始。全11話。各話視聴率30%超(関東地区)を記録。 |
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01/13 | カルドセプト エキスパンション・プラス発売記念公式全国大会「オールジャパンセプターズカップ2001」予選大会が全国のサポーターズショップでスタート。 |
01/31 | セガが家庭用ゲームビジネスでコンテンツ事業に特化することを発表。DCハード生産中止を決定。 |
03/04 | カルドセプト エキスパンション・プラス 発売記念公式全国大会「オールジャパンセプターズカップ2001」本戦大会開催。優勝はひげぶちょー氏。 |
03/21 | ゲームボーイアドバンス発売。価格9,800円。 |
03/23 | プレイステーション2、全世界生産出荷累計が1,000万台突破。 |
03/31 | ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが大阪市にオープン。 |
04/06 | 『ファンタシースターオンライン』(DC)のネットワーク会員登録者が全世界で23万5,000人に。(国内13万人) |
05/01 | 浦和、大宮、与野の3市が合併し人口103万人の「さいたま市」が誕生。 |
06/20 | オフィシャルサイト全面リニューアル。「セプター友の会」に変わり「オールセプターズネットワーク(ACN)」が発足。 |
07/04 | 「カルドセプト セカンド」オリジナル・サウンドトラック 発売。 リアルカード「リリス」付。 |
07/12 | 『カルドセプト セカンド』(DC)発売。 |
07/12 | カルドセプト セカンド 公式ガイドブック(メディアファクトリー)発売。 リアルカード「グラディエーター」付。 |
07/19 | 『ファイナルファンタジーX』(PS2)発売。 |
07/20 | 映画「千と千尋の神隠し」公開。第75回アカデミー賞長編アニメ賞受賞。興収304億円で「もののけ姫」を破り日本歴代トップを記録。 |
09/04 | 東京ディズニーシーがオープン。 |
09/06 | カルドセプト セカンド 公式完全ガイド(エンターブレイン)発売。 ファミ通の攻略本。 |
09/14 | ニンテンドーゲームキューブ発売。メーカー希望小売価格は2万5,000円。 |
10/17 | カルドセプト セカンド発売記念公式全国大会「オールジャパンセプターズカップ2001」予選大会が、ネット予選を皮切りにスタート。 |
11/02 | カルドセプト コンプリート イラストレーション(メディアファクトリー)発売。豪華クリエイター競演の画集。 |
11/17 | iPod発売。 |
11/21 | 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(GC)発売。GCソフト国内唯一のミリオンタイトル。 |
11/22 | コミック版「Culdcept」(かねこしんや著)第2巻発売。 |
12/23 | カルドセプト セカンド発売記念公式全国大会「オールジャパンセプターズカップ2001」本戦大会開催。優勝はTARE氏。 |